ええ、東洋美しい日本語風味です。
本日のテーマですが、
まあタイトル、或いは、拙者のミドルネームで
お気付きの事かとは存じますが、
敢えて言いますと日本語の乱れ的なところを
自戒の念を込めて皆様にもお届けする方向性を打ち出します。
で、タイトルの件なんですが、
下記のリンク先が言い得て妙なんでご参照ください。
植木に水をあげる | 凛太郎亭日乗
花の”水やり”とは言いますが、
花の”水あげ”とは言いません。
もし誰かが言っていたら何処の漁港で揚がったのかい?
と聞いてみるのが吉でせう。
尚、草花を長持ちさせる方法も水揚げと呼びますが、
よりおちょくってる感を強く示したい際には漁港云々が
ベストかと思われます。
因みに、
桃太郎さん、桃太郎さん、
お腰につけた黍団子、一つわたしに下さいな♪
あげましょう、あげましょう、
これから鬼の征伐に、ついて行くならあげましょう♪
と覚えた方も多いかと思いますが、
有名なこの歌も本来は
桃太郎さん、桃太郎さん、
お腰につけた黍団子、一つわたしに下さいな♪
やりましょう、やりましょう、
​これから鬼の征伐に、ついて行くならやりましょう♪
でした。
更に因みに、話は美しい日本語から外れ切りますが、
桃太郎て完全に悪党やと思いませんか?
何を仰る、善良な村人を襲っては金銀財宝を奪う
鬼を退治する事は実に天晴れではないか!
ええ、鬼が実際問題、金銀財宝を奪っては
せっせと貯め込む蓄財家であったかは不問に付し、
その通り、正しいとしましょう。
(実際には、そんな野蛮な精神を持つ鬼であれば、
宵越しの銭は持たねぇよ、とばかり散財しそうです。
江戸っ子批判をしている訳ではありません、悪しからず。
ただし、欲しい物は奪って手に入れるというスタイルを
確立していた可能性も高いので、特に、夜な夜な、
倉庫から引っ張り出して来ては愛でる以外に財の使い道は
無かったとも考えられるので、
単純に貯まっていってしまった可能性はありますな。)
しかし、その悪の枢軸である鬼を退治した後、
桃太郎が、それら金銀財宝を自らの財とし、
楽しく暮らしていくのは余りに極悪非道ではなかろうか?
桃太郎が鬼退治を一つのビジネスとして捉えていて、
村人と交渉し、君達の力ではあの財宝を
取り戻す事は出来まい、
私が行って取り戻してやっても良いが、
勿論報酬として財宝の一部(紙幣ではないので、
どの様に分配するかは更に交渉が必要であろう。)
はいただきますよ?
と言い、それを実行に移しただけならば話は分かる。
だが、何処をどう読んでもそうではないだろう。
所謂弱肉強食、勝てば官軍の世界ですわ。
村人、特に桃太郎が生活する村に住む人々にとっては、
畏怖の対象が鬼から桃太郎に移っただけに過ぎず、
なんだったら、
そんな畏怖の対象が今迄は鬼ヶ島という、
恐らく遠隔地に居住していたのが、
自分達の目と鼻の先に住む者に変わってしまい、
気が気ではなかったかもしれまへん。
しかも自分達の財宝をいけしゃあしゃあと
使って買い物しに来たりする訳ですから。
その辺り下記のリンク先が言い得て妙なんでご参照ください。
(儂こればっかり)
桃太郎の疑問
さあ、得意の”書こうと思ってた主題から
どんどんずれるやつ”を実践出来ましたので、
その他の気になる”誤用”については
下記のリンク先が言い得て妙なんでご参照ください。

(儂こればっかりアゲイン)。
敬語の指針
最後に桃太郎と同じ思想を有していると思われる
人物の画像を貼り付けておきます。
(本人の名誉の為の注釈:
彼はいつでもこんな思想に侵されている訳ではなく、
映画出演時や、時折見せる彼の勇敢さ、優しさは
目を見張るものがあります。)

もう1枚本性出ちゃったやつを。

ではまた来週。
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この記事を書いた人

東洋風味Sales Promotion Department Executive Manager
バンコクに移り住んで早6年(2015/7現在)が経ちました。
安部公房や筒井康隆、中島らもに爽やか路線でいえば宮本輝も好きです。
会社のブログではありますが、先人(ご健在の方もいますが)の知恵に学びながら執筆していきます！
■ 生年月日　1981年3月31日
■ 出身地　大阪府
■ 趣味　読書･映画鑑賞